介護施設のインフルエンザの予防
インフルエンザの特徴
【室内湿度とインフルエンザウィルス】
インフルエンザウィルスは湿度の高い環境に弱いことが判明しています。
温度が20度前後、湿度が20%前後が、インフルエンザウィルスにとっては最も生存に適した環境で、長期間空中に漂っていられます。
ある実験によると、温度20度、湿度20%に設定した室内にインフルエンザウィルスを吹き込み、温度を変えずに湿度を50%以上に上げると、70%のインフルエンザウィルス生存率が3%に減少しました。 また21度の室内で湿度65%の状態を16時間保てば、99%のウィルスが、増殖力や感染力を失ってしまうことも、ある研究結果から判明しています。このように、インフルエンザ予防に室内湿度のコントロールが、いかに重要であるかが覗えます。
【冬季(12月、1月)の室内湿度について】
気象庁データによると2008年12月と2009年1月における東京の湿度は、12月が昼夜平均53%(最小湿度の平均は36%)、1月が昼夜平均48%(最小湿度の平均は33%)で推移しています。
仮に、外気と同じ空気質のまま 室温を20℃まで上げた場合の室内の湿度を算出すると、12月の平均湿度は29%(最小湿度の平均は20%)、1月の平均湿度は21%(最小湿度の平均は15%)となり、湿度は著しく低下します。
この数値は1か月の平均値ですので、実際には湿度の低い日の時間帯によっては、10%以下になることもあります。
このように冬季における室内は、非常に乾燥しやすいことがわかります。 このため、十分な室内湿度のコントロールが必要になります。
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移動開始 | 2007.2~ | 2008.1~ | 2009.1~ |
部屋数 | 1 | 2 | 6 |
部屋面積(体積) | 400m2(1000) | 150m2(375) | 150m2(375) |
総面積(総体積) | 400m2(1000) | 300m2(750) | 900m2(2250) |
目標湿度 | 50% | 50% | 50% |
方式 | ノズルによるミスト噴霧 | ノズルによるミスト噴霧 | ノズルによるミスト噴霧 |