「Qポット」は、この「十分な換気により屋内に滞留するエアロゾルを減少させる」事に役立てることの出来る装置です。
「Qポット」は、既存の喫煙室の臭い除去、あるいは排気の困難な室内でも室内への排気を可能とする基準をクリアする「脱煙機能付き喫煙ブース」のために開発された換気・脱臭装置です。
現在の喫煙室あるいは喫煙ブースは、改正健康増進法で「出入口において室外から室内に流入する空気の気流が0.2m/秒以上あること」と規定されているため、一般的に排気ファンの風量は1,500㎥/h以上必要とされていますが、それでも喫煙室内の臭いは取れず、人の出入りによって周辺に臭いが漂ったり、3次喫煙になったりしているケースが多々あります。
この原因は、喫煙室のたばこの臭気の一部は部屋の隅や床面近くに滞留してしまい、天井や部屋の上部に取り付けた換気扇では排出しきれていないからだと思われます。
同じことがエアロゾルに対しても起きているのではないでしょうか。
空気の淀みの中に滞留するエアロゾルを除去するには、局所の強制排気が必要なのではないかと思います。